プレストレストコンクリート

コンクリートにあらかじめ圧縮力を加えておくことで、引張力によるひび割れを抑え、強度や耐久性を向上させたコンクリートのこと。
圧縮力の与え方として、高強度の鋼材（PC鋼材）を事前に引っ張ってからコンクリートを打設し、コンクリートが硬化後に張力を開放する方法（プレテンション方式）と、コンクリート打設時にシース（管）を配置しておいてコンクリートが硬化後にPC鋼線を通して引っ張る方法（ポストテンション方式）がある。
通常のコンクリートよりもひび割れが少なく、耐荷重性や耐久性が向上した特殊なコンクリートなので、長スパンの橋梁や大空間の建築物、耐久性を重視する構造物に多く採用されている。